フリーランススタイリストが多く集まる話題のサロンギャフ にて、プレイヤーの一人として活躍中の笛木さん。 実は笛木さん自身、サロンオーナーだった時がある。
「独立したのは32 歳の時です。四ツ谷、表参道と出店し、オーナースタイリストとして日々現場にも立っていました。やがて私が50 代になり、だんだん自分の立場に疑問を感じるようになったんです。このまま中途半端な気持ちでサロンワークを続けていいのか。やるからにはもっと真剣にサロンワークしたい。それがフリーランスに転身した理由です」
サロンワークは好きだが、サロンオーナーという立場では100%プレイヤーだけに専念することができない。マネジメントや雑務に追われ、つい自分自身のサロンワークが後回しになってしまう。この先、自分の限られた時間をどう過ごすかと考えた結果、オーナーを降りることに決めたのだ。
「思えばその時、一人のプレイヤーとして再出発した時から、自分の花道が始まりました。原宿の中心地に立って、若い現役スタイリストたちと共に勝負していく。最後に一花咲かせる思いで真剣にやろうと思いました」
再出発するにあたって、笛木さんはダイエットもしたそう。「現役として通用する身体をつくらなければ、と。同じ土俵に立つスタイリストたちに対して失礼だと思い、25 キロ体重を落としました」と笛木さんは言う。
フリーランスに転身して5 年目を迎える今、笛木さんは、サロンワークを純粋に楽しんでいる。
そして美容の原点に振り返りながら、自分の仕事をさらに進化させるために邁進中だ。
「同じフロアには、自分と同じようにフリーランスで活躍しているスタイリストがいる。彼らの仕事ぶりを見るだけでも刺激をもらえます。キャリア関係なく学びあえるという環境にとても満足しています」
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